Notionの「Wiki機能」とは?社内ポータルを構築する完全ガイド

NotionのWiki機能とは、ページとデータベースのメリットを統合した、情報共有のための特別な機能です。単にページを階層化するだけでなく、トップレベルのページを「Wiki」に変換することで、「有効期限の検証(Verification)」や「オーナー設定」が可能になり、情報の鮮度と信頼性を保てるのが最大の特徴です。

この記事では、ページの作り方から、チームのナレッジを資産化するWiki機能の本格的な運用方法までを徹底解説します。

1. NotionのWiki機能でできること

以前のNotionでは「ページの中にページを作る」ことでWiki風に見せていましたが、現在は**「ページをWikiに変換する」**という正式な機能が存在します。

Wiki機能(Wikiデータベース)の3つの特徴

  1. ページとデータベースの融合: 見た目は普通のページですが、裏側ではデータベースとして機能するため、タグ付けやフィルタリングが可能です。
  2. 有効期限の検証(Verification): 「この記事は最新か?」を管理者がチェックし、有効期限切れを通知できます(プラスプラン以上)。
  3. オーナーの明確化: 誰がその情報の責任者かを明示できます。

2. Wikiページの作成と設定手順

Wikiを立ち上げる手順は非常にシンプルです。

手順1:ベースとなるページを作成

  1. サイドバーの「+」をクリックし、「空のページ」を作成します。
  2. タイトル(例:「社内ポータル」「チームWiki」など)を入力します。

手順2:Wiki機能への変換

  1. 作成したページの右上にある「…(3点リーダー)」をクリックします。
  2. メニューから 「Wikiに変換」 を選択します。
  3. 確認画面で「Wikiに変換」をクリックすると、ページ上部に検索バーやオーナー表示エリアが追加されます。

3. 構成要素と整理のコツ

Wikiを見やすく保つための重要な要素を解説します。

階層構造(親子ページ)

Wiki内では、ページの中にさらにページを作ることで階層化できます。

  • 作成: /page と入力してエンターキーを押すと、即座に子ページが作れます。
  • 整理: サイドバーでドラッグ&ドロップするだけで、親子関係を自由に変更できます。

プロパティ活用(タグ・担当者)

Wiki化したページでは、通常のデータベースのようにプロパティを設定できます。

  • タグ: 「規程」「マニュアル」「議事録」などのタグを付ければ、後から横断検索が可能です。
  • 検証(Verification): 記事の有効期限を設定し、情報が古くなるのを防ぎます。

目次(Table of Contents)

長いマニュアルには目次が必須です。

  • ショートカット: ページの先頭で /toc と入力すると、見出し(H1, H2, H3)を拾って自動的に目次が生成されます。

【活用事例】チームで使うWikiのアイデア

Notion Wikiは用途に合わせて柔軟に形を変えられます。

ケースA:全社ドキュメント・ポータル

  • 内容: 就業規則、福利厚生、オンボーディング資料。
  • ポイント: 「検証機能」を使い、常に最新のルールが表示されるようにします。トップページには「全社へのお知らせ」をコールアウトブロックで配置すると効果的です。

ケースB:プロジェクト管理Wiki

  • 内容: 要件定義書、会議議事録、タスク表。
  • ポイント: データベース(タスク管理)をWikiページ内に「リンクドビュー」として埋め込み、ドキュメントとタスクをセットで管理します。

【比較表】普通のページとWiki機能の違い

「ただのページ」と「Wiki機能」の違いを一目でわかる表にまとめました。

機能標準ページWiki機能(Wiki変換後)
見た目自由なレイアウト上部に検索バー・オーナー・タグ表示
データ管理階層構造のみデータベースとして検索・絞り込み可能
情報の鮮度手動管理検証機能(有効期限通知)あり
ビュー切り替え不可リスト、ギャラリー、ボード等に切替可能

Wiki活用のためのプロTips

  • Notion AIを活用: 「このWiki内の情報を要約して」や「オンボーディング資料の目次案を作って」とAIに依頼すると、構築スピードが倍増します。
  • テンプレート: Notion公式ギャラリーには「Engineering Wiki」や「Company Home」などの高品質なテンプレートが揃っています。まずはそこから始めるのが近道です。

よくある質問(FAQ)

Q. Wikiページをオフラインで閲覧できますか?

A. Notionは基本的にオンラインツールのため、オフラインでの閲覧・編集は制限されます。ただし、事前に読み込んだページはキャッシュされ、オフラインで編集した内容は次回接続時に同期されます。

Q. 「検証(Verification)」機能は無料プランで使えますか?

A. 検証機能(有効期限の設定と通知)は、現在「プラスプラン」以上の有料プラン、または特定の条件下でのみ利用可能です。フリープランでは基本的なWiki機能(オーナー設定やタグ付け)のみ利用できます。

Q. 誤ってWikiページを削除してしまいました。

A. 画面左下の「ゴミ箱」アイコンから、削除したページを探して「復元」ボタンを押せば元に戻せます。

Q. Wikiページを外部に公開できますか?

A. はい、右上の「共有」→「Webで公開」をオンにすれば、Notionアカウントを持っていない人にもWikiを公開できます(採用サイトやヘルプセンターとして利用可能です)。

まとめ

NotionのWiki機能は、単なるメモ帳ではなく、「組織の脳」を作るための強力なシステムです。

  1. ページを作成し、**「Wikiに変換」**する。
  2. タグとオーナーを設定し、情報の責任を明確にする。
  3. 検証機能で、情報の鮮度を保つ。

まずは、チームの「よくある質問」や「マニュアル」を1つのWikiページにまとめるところから始めてみましょう。

Next Step: さっそく新規ページを作成し、右上のメニューから「Wikiに変換」を試してみてください。その瞬間から、あなたのページが高機能なデータベースに進化します。


Related Post