「あの会議の決定事項、どこだっけ?」とチャットやフォルダを探し回る時間はもう終わりにしましょう。この記事では、初心者向けの基本作成法から、Notion AIを使った爆速要約テクニックまで、実務で使える議事録管理術をステップ形式で解説します。
Notionが「最強の議事録ツール」である3つの理由
WordやGoogleドキュメントではなく、あえてNotionを使う理由は**「情報が繋がる」**からです。
- データベースによる検索性: 「先月の」「Aプロジェクトの」「田中さんが参加した」会議を一瞬で抽出できます。
- タスクとの連動: 議事録の中にチェックボックスを作るだけでなく、別で管理している「タスク管理データベース」とリンクさせ、その場でタスクを割り振れます。
- 共同編集とAI: リアルタイムで同時編集ができるほか、Notion AIを使えば長文の議論もワンクリックで要約できます。
レベル別:Notion議事録の作り方
Notionでの議事録作成は、運用レベルに合わせて3段階のステップがあります。
Level 1:シンプルな「ページ」として作成(初心者向け)
とりあえず書き始めたい場合は、新規ページを作るだけでOKです。
- ショートカット
/pageで新規ページを作成。 - タイトルに会議名を入力(例:定例ミーティング 1/11)。
/h2(見出し2)や/bullet(箇条書き)を使って内容を記述。/imageや/pdfで配布資料をページ内に埋め込み。
💡 ポイント:
重要な決定事項は /callout(コールアウト) ブロックを使って目立たせましょう。背景色が付くので、後から見返す時に便利です。
Level 2:データベースを作成して体系管理(推奨)
これがNotionの真骨頂です。議事録用の「箱」を作りましょう。
手順
- データベースの作成
/database inlineと入力し、「テーブルビュー」を選択します。名前は「議事録DB」とします。[画像: 議事録データベースの作成画面]
- プロパティ(項目)の設定
- 以下のプロパティを追加すると便利です。
- 日付 (Date): 会議開催日
- マルチセレクト (Tag): 会議の種類(定例、プロジェクトA、採用など)
- ユーザー (Person): 参加者
- リレーション (Relation): タスクDBやプロジェクトDBと紐付け
- テンプレートの作成
- データベース右上の青い「新規」ボタン横の
▼をクリックし、「新規テンプレート」を作成します。 - あらかじめ「議題」「決定事項」「Next Action」などの見出しを作っておけば、毎回ゼロから書く必要がなくなります。
- データベース右上の青い「新規」ボタン横の
Level 3:Notion AIで「要約」と「タスク抽出」を自動化
Notion AI(有料アドオン)を契約している場合、議事録作成は劇的に楽になります。
- 要約する: 書き散らしたメモを選択し、「AIに依頼」→「要約する」をクリック。要点が3行でまとまります。
- タスク抽出: 「アクションアイテムを抽出して」と指示すれば、文中の「〜やる」「〜確認する」といった箇所を自動でToDoリスト化してくれます。
ツール比較:Word vs Notion
なぜ移行すべきなのか、機能差を整理しました。
| 機能 | Word / Doc | Notion (データベース) |
| 情報の整理 | フォルダ分け (階層が深いと迷子に) | タグ・日付でフィルタリング (瞬時に発見) |
| タスク管理 | 文字として記録するだけ | タスクDBと連携・担当者通知が可能 |
| 資料の添付 | リンクを貼るのみ | 画像・PDF・動画を直接埋め込み |
| テンプレート | ファイルをコピペして複製 | ワンクリックで呼び出し可能 |
よくある質問(FAQ)
Q. 音声から自動で文字起こし・議事録作成はできますか?
A. Notion単体ではできませんが、連携は可能です。
「Notta」や「Google Meet」などの文字起こしツールでテキスト化したものをNotionに貼り付け、Notion AIに「要約して」と指示するのが現在の最強のフローです。
Q. 社外の人に議事録を共有できますか?
A. はい、可能です。
右上の「共有(Share)」メニューから「Webで公開(Publish)」をオンにすれば、URLを知っている人は誰でも閲覧できるようになります。パスワード設定(有料プラン)も可能です。
Q. 議事録をPDFで出力できますか?
A. できます。
ページ右上の … メニューから「エクスポート」→「PDF」を選択してください。用紙サイズや倍率も調整可能です。
まとめ
Notionで議事録を管理することは、単に記録を残すだけでなく、**「決定事項を確実に実行に移す」**ための仕組み作りです。
- データベースを作り、情報をストックする。
- テンプレートを使って、記入コストを下げる。
- AIを使って、要約とタスク抽出を自動化する。
まずは「議事録データベース」を1つ作るところから始めてみてください。チームの生産性が劇的に変わるはずです。
