Notionの「メンバー」と「ゲスト」の最大の違いは、アクセス範囲と料金です。メンバーはワークスペース全体にアクセスでき、有料プランでは課金対象になります。一方、ゲストは招待されたページのみ閲覧・編集が可能で、基本的に無料で招待できます。
「社外の人に特定ページだけ見せたい」「チーム全員で情報を共有したい」
Notionには2種類の招待方法がありますが、間違った方を選ぶと、意図しない情報漏洩や、予想外のコスト発生(または無料プランの制限超過)に繋がります。この記事では、両者の違いを比較表で整理し、シーン別の正しい使い分け方を解説します。
【比較表】メンバー vs ゲスト 決定版
まずは一目でわかる違いを確認しましょう。
| 特徴 | メンバー (Member) | ゲスト (Guest) |
| 主な対象 | 社員、同じ部署の同僚 | クライアント、業務委託、友人 |
| アクセス範囲 | ワークスペース全体(※) | 招待されたページのみ |
| 権限 | ページの作成・削除・設定変更 | 閲覧・コメント・編集(許可制) |
| コスト | 有料プランなら課金対象 | 無料(※プランごとに上限あり) |
※注意点:
メンバーも「プライベートページ」にはアクセスできません。あくまで「ワークスペース内の共有エリア(チームスペース)」全体が見えるという意味です。
1. 「メンバー」として招待すべきケース
=「同じオフィスに席がある人」
メンバーは、ワークスペースの「住人」です。サイドバーにある情報(チームスペース)に自らアクセスし、自由にページを作成したり整理したりできます。
- 向いている相手:
- 毎日一緒に仕事をする正社員
- 社内Wikiを自由に閲覧・更新してほしいスタッフ
- データベースの構造自体を変更する管理者
- 無料プランでの注意点:
- フリープラン(無料)のワークスペースに2人目の「メンバー」を追加すると、ブロック数制限(情報の保存容量制限)が発生します。
- 無料でチーム利用したい場合は、全員を「メンバー」にするのではなく、後述する「ゲスト」活用がカギになります。
2. 「ゲスト」として招待すべきケース
=「会議室に一時的に招く人」
ゲストは、招待された特定のページ(およびその配下のページ)しか見ることができません。サイドバーには、招待されたページだけが表示されます。
- 向いている相手:
- プロジェクト単位で関わるフリーランス
- 納品物を確認してもらうクライアント
- (無料プランの場合) 家族やパートナー
- 権限の柔軟性:
- ゲストであっても、「フルアクセス(編集・共有許可)」「編集権限」「コメントのみ」「読み取り専用」を細かく設定できます。
【フローチャート】どっちを選ぶ?迷った時の判断基準
招待する相手に合わせて、以下の基準で判断してください。
- 「その人は、他のプロジェクトの情報も見ても良い?」
- YES → メンバー
- NO → ゲスト
- 「継続的にコスト(月額料金)を払っても良い?」
- YES → メンバー(有料プランの場合)
- NO → ゲスト(コスト削減)
- 「自分と同等の管理者権限が必要?」
- YES → メンバー
- NO → ゲスト(フルアクセス権限を付与すれば編集は十分可能)
安全に招待するための設定手順
ゲストを招待する方法(推奨)
最も安全で、コストもかからない方法です。
- 共有したいページの右上にある**「共有(Share)」**をクリック。
- 招待したい人のメールアドレスを入力。
- 右側のプルダウンで権限(編集可能、閲覧のみ等)を選択。
- 「招待(Invite)」をクリック。
[画像: Notionの共有メニューでゲストを招待する画面]
セキュリティ対策:ゲストの「棚卸し」
プロジェクトが終了したら、情報漏洩を防ぐためにゲストのアクセス権を削除しましょう。
- 手順: 「設定とメンバー」→「ゲスト」タブから、不要になったユーザーの横にある「削除」をクリックするだけです。
よくある質問(FAQ)
Q. 無料プランで「メンバー」を追加したらどうなりますか?
A. ブロック数制限がかかります。
Notionのフリープランでは、1人で使う分には容量無制限ですが、2人以上の「メンバー」を入れると「トライアル扱い」となり、書き込めるブロック数に上限(約1,000ブロック)が設けられます。これを回避するには、相手を「メンバー」ではなく「ゲスト」としてページ単位で招待してください。
Q. ゲストは何人まで招待できますか?
A. プランによって異なります。
- フリープラン: 10人まで
- プラスプラン: 100人まで
- ビジネスプラン: 250人までこの人数枠内であれば、ゲストは追加料金なしで招待可能です。
Q. ゲストに編集させず「見るだけ」にできますか?
A. はい、可能です。
招待する際に、権限を「読み取り専用(Can view)」に設定してください。これで相手は編集もコメントもできなくなります。
まとめ
Notionの運用を成功させるカギは、この2つの使い分けにあります。
- 社内のコアメンバー = 「メンバー」
- 社外の人・コストを抑えたい場合 = 「ゲスト」
特に無料プランでチーム利用を考えている方は、「全員をゲストとして招待する」テクニックを覚えると、制限にかからず便利に使えますよ!
