Notionのアカウント削除は、数クリックで完了します。しかし、それはあなたが蓄積した全ての知識とデータが永久に消滅することを意味します。
「使いこなせなかった」「別ツールに移行する」どのような理由であれ、削除ボタンを押す前に必ず確認すべき3つの落とし穴があります。この記事では、安全な退会手順と、後悔しないための事前準備を徹底解説します。
【重要】削除ボタンを押す前の「3つの最終確認」
いきなり削除手順に進んではいけません。以下の3点をクリアしているか、指差し確認してください。
1. 有料プランの解約(請求ストップ)
アカウントを削除しても、決済システムの連携が解除されず、請求が続いてしまうトラブルが稀に発生します。
- Notion直接契約の場合: 設定画面からプランを「フリー」にダウングレードしてください。
- スマホアプリ決済の場合: Apple ID(サブスクリプション)やGoogle Playの定期購入設定から、Notionの課金をキャンセルしてください。これはアプリを消しても止まりません。
2. データのバックアップ(エクスポート)
「もういらない」と思っていても、数ヶ月後に「あのメモだけ見たい」と思うことはよくあります。念のため全データを手元に残しましょう。
- 手順:
設定→ワークスペースのすべての設定→データをエクスポート→すべてのコンテンツをエクスポート - 形式: HTML形式で出力すれば、Notionがなくてもブラウザで閲覧できます。
3. ワークスペースの権限譲渡
あなたが「管理者」である共有ワークスペース(チームで使っている場所)がある場合、あなたがアカウントを消すと、そのワークスペースごと消滅したり、他のメンバーがアクセスできなくなる可能性があります。
- 対策: 削除前に、他のメンバーに「ワークスペースの所有権」を移譲するか、自分だけがそのワークスペースから「退出(Leave)」する形をとってください。
Notionアカウントの削除手順(ステップバイステップ)
準備が整ったら、以下の手順で削除を行います。この操作はPCブラウザ、スマホアプリどちらからでも可能です。
手順
- 左サイドバーの 「設定(Settings & members)」 をクリックします。
- メニュー内の 「マイアカウント(My account)」 を選択します。
- 最下部までスクロールし、危険エリア(Danger zone)にある 「自分のアカウントを削除する(Delete my account)」 をクリックします。
- 最終確認: 自分のメールアドレスを入力し、「アカウントを完全に削除する」 をクリックします。
これにより、Notionからログアウトされ、データ削除プロセスが開始されます。
「アカウント削除」と「ワークスペース削除」の違い
よくある勘違いとして、「ワークスペースの削除」と「アカウントの削除」があります。
| 項目 | ワークスペースの削除 | アカウントの削除 |
| 対象 | 特定のページ群(会社用、個人用など) | あなたの登録情報すべて |
| 影響 | その場所のデータのみ消える | 全ワークスペースから脱退・消失 |
| 用途 | 使わない部屋を片付ける時 | Notion自体をやめる時 |
「Notionは続けたいけど、今のデータだけリセットしたい」場合は、アカウント削除ではなく**「ワークスペースの削除」**を選んでください。
よくある質問(FAQ)
Q. アカウント削除後に復元できますか?
A. 基本的にはできません。完全に削除されたデータは復旧不可能です。ただし、削除直後であればNotionサポートへの問い合わせで復旧できる可能性がゼロではありませんが、保証はありません。「削除=完全消滅」と考えてください。
Q. 同じメールアドレスで再登録できますか?
A. はい、可能です。アカウント削除処理が完了していれば、同じメールアドレスで「新規アカウント」としてゼロから登録し直すことができます。
Q. 共有されていたページはどうなりますか?
A. あなたが「ゲスト」として招待されていたページは残り、あなたの名前がメンバーリストから消えます。あなたが「作成・所有」していたプライベートなページはすべて消滅します。
まとめ
Notionアカウントを削除する際は、以下の順序を厳守してください。
- データをエクスポートする(念のためHTML形式で)
- 有料プランを解約する(特にスマホ決済の人)
- アカウント削除を実行する
Notionはいつでもあなたを待っています。また情報整理が必要になった時は、いつでも戻ってきてください。
Next Step: まずは「設定」→「エクスポート」から、バックアップデータをダウンロードすることから始めましょう。これが最後のリスク管理です。
