Notionで「表」を作りたいと思ったとき、**「ただの表(Simple Table)」を作りたいのか、「高機能なデータベース(Database)」**を作りたいのかで、操作方法は全く異なります。
ここを間違えると、「計算ができない!」「カレンダーにならない!」と躓いてしまいます。この記事では、Notionのテーブル機能を完全にマスターし、Excelやスプレッドシート以上の生産性を手に入れる方法を解説します。
1. 最初に知るべき「2つのテーブル」の違い
Notionには、見た目は似ていても中身が別物の2つのテーブルが存在します。
| 特徴 | ① シンプルテーブル (Simple Table) | ② データベース (Database Table) |
| 用途 | レイアウト、比較表、固定情報の表示 | タスク管理、顧客リスト、計算、連携 |
| 計算 | 不可(文字を入れるだけ) | 可能(自動計算・数式) |
| 見た目 | 常に「表」のまま | カレンダーやボードに変更可能 |
| タグ付け | 不可 | 可能(セレクトプロパティ) |
| コマンド | /table で作成 | /database で作成 |
「計算したい」「日付で並べ替えたい」「タグを付けたい」なら、迷わず②データベースを選んでください。 本記事では、主にこの②データベースの活用法を解説します。
2. データベース(テーブルビュー)の作成と基本
高機能なテーブルを作成する手順です。
作成手順
- ページ上で
/databaseと入力します。 - **「テーブルビュー(Table view)」**を選択します。
- **「新規データベース」**をクリックします。
これで、フィルターや並べ替えができる魔法のテーブルが完成しました。
基本操作:プロパティ(列)の設定
データベースの列は「プロパティ」と呼ばれ、データの種類を指定します。以下の5つは必須レベルです。
- テキスト: メモや詳細など。
- セレクト: 「未着手/進行中/完了」などのタグ選択。
- 日付: 締切日や会議日。カレンダービューへの変換に必須。
- チェックボックス: ToDoリストの完了チェック用。
- ユーザー: 担当者の割り当て(通知が飛びます)。
[画像: データベースのプロパティ設定メニューを開いているスクリーンショット]
3. 脱エクセル!テーブルを「変身」させるビュー機能
Notionのデータベースが最強な理由は、**「同じデータを違う見た目で表示できる」**点です。
例えば、「タスク一覧のテーブル」を作った後に、以下の操作を行います。
- テーブル右上の「+」をクリック。
- **「ボード(Board)」**を選択。
- グループ化を「ステータス」に設定。
これだけで、入力したデータはそのままに、カンバンボード(Trelloのような画面)が一瞬で生成されます。 「カレンダービュー」を選べば、日付が入っているタスクがカレンダー上に配置されます。
4. 応用テクニック:数式とリレーション
さらに一歩進んだ使い方で、Notionを「自分だけのアプリ」に進化させます。
数式(Formula)で自動計算
Excelのような計算も可能です。
- プログレスバー: タスクの進捗率を視覚的なバー(■■□□)で表示。
- 期限管理: 「締切まであと何日」を自動計算して表示。
リレーション(Relation)で連携
「プロジェクト管理DB」と「タスク管理DB」を繋ぐ機能です。
- プロジェクトA(親)の中に、関連するタスク(子)を紐付けて表示できます。これにより、情報が散らからず、体系的に管理できます。
5. よくある質問(FAQ)
Q. 行の高さを変更できますか?
A. Excelのようにドラッグして高さを自由に変えることはできません。ただし、セル内で Shift + Enter を押して改行するか、「セルの折り返し(Wrap cells)」をオンにすることで、内容に合わせて自動的に高さが広がります。
Q. シンプルテーブルで計算はできませんか?
A. 残念ながらできません。計算が必要な場合は、シンプルテーブルをデータベースに変換する必要があります(テーブルのハンドルメニューから「データベースに変換」を選択)。
Q. Excelやスプレッドシートから貼り付けられますか?
A. はい、可能です。Excelで範囲選択してコピーし、Notionのデータベース上で Cmd/Ctrl + V を押せば、そのままテーブルとして取り込まれます。
まとめ
Notionのテーブル(データベース)は、ただの表ではありません。
/databaseで作成する。- プロパティ でデータの型を決める。
- ビュー で見た目を変える。
この3ステップを覚えれば、タスク管理も、家計簿も、読書記録も自由自在です。まずは、身近な「ToDoリスト」をテーブルビューで作ってみることから始めましょう!
Next Step: 実際にNotionを開き、
/databaseと入力して、プロパティに「ステータス(セレクト)」を追加してみましょう。それだけで世界が変わります。
