Notionの「チームスペース」とは、ワークスペース内を「部署」や「プロジェクト」ごとに区切るための「専用の部屋」のような機能です。これを作成することで、サイドバーの情報を整理し、メンバーごとのアクセス権限を一括管理できるようになります。
「Notionのサイドバーが情報で溢れかえっている」「関係ない部署のページが見えてしまっている」
そんな組織の悩みは、チームスペースを適切に設計することで解決します。この記事では、チームスペースの基本概念から、作成手順、そして運用上の注意点までを、図解を交えて分かりやすく解説します。
チームスペース = 「デジタルの部署部屋」
Notionの構造をオフィスビルに例えると、以下のようなイメージになります。
- ワークスペース(ビル全体): 会社そのもの。
- チームスペース(各フロア): 営業部、開発部、総務部などの区切り。
- ページ(部屋/書類): 議事録、マニュアル、タスク表。
チームスペースを使う最大のメリットは、**「情報のサイロ化(分断)を防ぎつつ、必要な人だけに必要な情報を見せる」**ことができる点です。
ワークスペース vs チームスペース 違い早見表
| 機能 | ワークスペース | チームスペース |
| 役割 | 組織全体の管理 | 部署・プロジェクト単位の管理 |
| 管理者 | ワークスペースオーナー | チームスペースオーナー |
| 権限範囲 | 全体設定・請求管理 | スペース内のページ権限管理 |
| 主な用途 | 全社アナウンス、契約管理 | 日々の業務、タスク管理 |
チームスペースを作成・設定する手順
チームスペースは、管理者(または許可されたメンバー)であれば数クリックで作成可能です。
手順1:新しいチームスペースを作成する
- サイドバーの「チームスペース」ラベルの右にある 「+」 ボタンをクリックします(または設定メニューから作成)。
- 名前(例:マーケティング部)とアイコン、説明を入力します。
[画像: チームスペースの新規作成画面]
手順2:公開範囲(プライバシー)を設定する
ここが最も重要です。以下の3つから選択します。
- オープン(Open): ワークスペース内の全員が自由に参加・閲覧可能。
- クローズド(Closed): 存在は見えるが、参加には招待か承認が必要。
- プライベート(Private): 招待されたメンバー以外には存在すら見えない(※エンタープライズプラン等のみ)。
手順3:メンバーを招待し、権限を付与する
作成後、その部屋に必要なメンバーを追加します。
- チームスペースオーナー: 設定変更やメンバー管理が可能。
- チームスペースメンバー: ページの閲覧・編集が可能。
チームスペース活用の3つの鉄則
ただ闇雲にスペースを増やすと、かえって混乱を招きます。以下のルールで運用しましょう。
1. 「General(全社)」と「部署」を分ける
デフォルトで存在する「General(一般)」チームスペースは、全社員へのお知らせや就業規則などに使います。それ以外の業務は、各部署のスペースで行いましょう。
2. ポータルページ(トップページ)を作る
各チームスペースのトップには、そのチームの「Wiki」や「タスク一覧」へのリンクをまとめたポータルページを配置すると、情報の検索性が劇的に向上します。
3. 不要なスペースは「アーカイブ」する
プロジェクトが終了したら、チームスペースごと「アーカイブ」しましょう。削除とは異なり、データは残りますがサイドバーからは消えるため、スッキリした状態を保てます。
よくある質問(FAQ)
Q. チームスペースは無料プランでも使えますか?
A. 制限付きですが利用可能です。
無料プランでもデフォルトのチームスペースは利用できます。ただし、複数のチームスペースを作成して運用する場合、ブロック数制限に引っかかる可能性が高いため、本格的な運用には「プラスプラン」以上が推奨されます。
Q. チームスペースの中にさらにチームスペースを作れますか?(ネスト)
A. いいえ、チームスペース自体のネスト(入れ子)はできません。
チームスペースはサイドバー上でフラットに並びます。階層構造を作りたい場合は、チームスペースの中に「親ページ」と「サブページ」を作成して整理してください。
Q. 誤って削除したチームスペースは復元できますか?
A. 復元できる場合がありますが、注意が必要です。
チームスペースを「削除」してしまうと復元が困難な場合があります。一時的に見えなくしたい場合は、必ず「アーカイブ」機能を使用してください。アーカイブであればいつでも復元可能です。
Q. ワークスペースのメンバー以外を招待できますか?
A. はい、可能です。
ただし、招待されたユーザーもNotionアカウントが必要です。また、有料プランの場合、メンバーとして招待すると課金対象になるため、コストを抑えたい場合はページ単位で「ゲスト」として招待することを検討してください。
まとめ
チームスペースは、Notionを「個人のメモ帳」から「組織のOS」へと進化させる強力な機能です。
- 部署・プロジェクトごとにスペースを切る。
- 権限設定で情報の氾濫を防ぐ。
- アーカイブで整理整頓を保つ。
まずは、あなたの所属する「部署」のチームスペースを作成し、メンバーを招待するところから始めてみましょう!
