Canva(キャンバ)で作ったデザインは、無料版・有料版(Pro)に関わらず、チラシ、SNS投稿、YouTube、営業資料などに商用利用可能です。 ただし、テンプレートや素材を「加工せずそのまま販売・配布」することは禁止されています。ビジネスで安全に使うための「OK・NGライン」をわかりやすく解説します。


そもそもCanvaはビジネスで使っていいの?

結論から言うと、Canvaは商用利用(ビジネス利用)を大いに推奨しています。

個人の副業から企業のマーケティングまで、規約を守れば誰でも自由にデザインを活用できます。

商用利用がOKな主な例

  • SNS・Web: Instagram投稿、YouTubeサムネイル、Webサイトのバナー、SNS広告
  • 印刷物: チラシ、ポスター、名刺、パンフレット、パッケージ
  • ビジネス・販売: プレゼン資料、電子書籍(Kindle)の表紙、Tシャツなどのグッズ販売(※条件あり)

重要ポイント: クレジット表記(©Canvaのような記載)は基本的に不要です。作ったデザインはあなたのものとして堂々と公開できます。


これだけは守って!商用利用の「3つの鉄則」

「知らなかった」では済まされない、Canvaの重要なルールが3つだけあります。これさえ守れば、トラブルは防げます。

1. 素材を「そのまま」販売・再配布しない(無加工NG)

Canvaの素材(写真、イラスト、スタンプ)を、何も手を加えずに素材サイトやストックフォトのように販売することは禁止されています。

  • NG: Canvaのイラストを1つだけ貼って、そのまま「イラスト素材」として販売する。
  • OK: イラストに文字や枠、フィルターを加えて「デザイン」として仕上げてから使用する。

2. ロゴの「商標登録」はできない

Canvaのテンプレートや素材を使ってロゴを作ることはOKですが、それを商標登録することはできません。

なぜなら、Canvaの素材はみんなが使えるものだからです。「自分だけの独占的な権利」を主張することはできないと覚えておきましょう。

3. テンプレートを「テンプレート」として売らない

Canvaのテンプレートを少し変えただけで、別のテンプレート販売サイトで「オリジナルテンプレート」として売ることは禁止されています。


【実践】商用利用するための「安全なデザイン手順」

ビジネスで使う画像を作る際、意識すべきステップです。

手順

  1. 素材を選ぶ(Free vs Pro)無料版ユーザーは無料素材を、Proユーザーは王冠マークのついたPro素材を使います。どちらも商用利用OKですが、デザインのクオリティを上げたいならPro素材が圧倒的に有利です。
  2. 「オリジナル要素」を加える(超重要)テンプレートや写真をそのまま使うのではなく、必ず加工を施します。
    • 文字(テキスト)を入れる
    • 複数のイラストを組み合わせる
    • フィルターや透明度を調整する
    • 背景色を変える
  3. クライアントワークもOK「お客様から依頼されて、Canvaでバナーを作る」という仕事も問題ありません。納品物として利用できます。

無料プラン vs Canva Pro:ビジネスで使うならどっち?

商用利用の権利自体は同じですが、効率と安全性が違います。

機能Canva 無料版Canva Pro (有料)
商用利用○ 可能○ 可能
素材の数数百万点1億点以上 (被りを防げる)
背景透過× 不可○ ワンクリックで透明化
フォント基本のみ日本語フォントが豊富
サイズ変更手動マジックリサイズで一瞬

よくある質問(FAQ)

Q. Canva Proを解約したら、作ったデザインは使えなくなりますか?

A. いいえ、Pro契約期間中に作成・ダウンロードしたデザインは、解約後もそのまま商用利用を続けて問題ありません。 ただし、解約後にそのデザインを「再編集」しようとすると、Pro素材が含まれている場合は保存できなくなります(透かしが入ります)。

Q. Canvaで作ったグッズ(Tシャツなど)を販売してもいいですか?

A. はい、可能です。ただし、ここでも「加工」が必須です。Canvaの猫のイラストをポンと置いただけのTシャツはNGですが、複数のデザインや文字と組み合わせた「独自のデザイン」であれば販売できます。

Q. クライアントにCanvaで納品してもいいですか?

A. はい、可能です。JPGやPDFとしての納品はもちろん、Canvaの「共有リンク(編集リンク)」を送って納品することも認められています。

Q. 会社のロゴを作りたいのですが…

A. 会社やお店のロゴとして使用(名刺やWebに載せる)することはOKです。ただし、特許庁に「商標登録」をすることだけができません。独占権が必要ない一般的なロゴであれば、Canvaで作成して大丈夫です。


まとめ:ルールを守って、ビジネスを加速させよう!

Canvaは「デザインの民主化」を目指しており、ビジネスでの利用を歓迎しています。

「素材そのまま販売しない」「商標登録しない」という基本さえ守れば、あなたのビジネスにとって最強のパートナーになるはずです。

さあ、安心してCanvaで集客用チラシやSNS投稿を作ってみましょう!